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森永昌司 / Shoji MORINAGA
教授 / Professor
Contact
morinaga[at]hiroshima-cu.ac.jp
※ E-mailを送付されるときは、[at]を@に置き換えてご利用ください。
Profile
1959年 広島市生まれ
1988年 東京藝術大学大学院修了(美術教育専攻)
1992年 東京藝術大学大学院後期博士課程単位取得満期退学
1990年 東京藝術大学美術学部非常勤講師 1994年 広島市立大学開学時に助手として着任 2000年 広島市立大学芸術学部講師 2005年 広島市立大学芸術学部准教授 2018年 広島市立大学芸術学部教授(現在に至る)
おもな画歴
1996年 広島市立大学 平成8年度学長指名海外派遣研修によりロシア国立博物館(サンクトペテルブルク)訪問研究員[13世紀ロシア・イコンの視察を行う] 2000年 美しすぎる嘘 − 現代リアリズムの表現(日本橋三越美術画廊) 2001年 写実 − レアリスム絵画の現在(奈良県立美術館) 2002年 存在の美学 − 野呂山芸術村現代写実絵画研究所同人展(東京、横浜、京都、大阪、名古屋 高島屋美術画廊) 2004年 光の肖像展(広島市立大学芸術資料館) 2004年 広島大邸の会[広島の作家と広島市の姉妹都市 韓国テグ市の作家との交流展](広島 ギャラリー・ブラック) 2004年 存在の美学2 − 野呂山芸術村現代写実絵画研究所同人展(東京、横浜、京都、大阪、名古屋 高島屋美術画廊) 2007年 存在の美学3—現代写実絵画展(東京、横浜、京都、大阪、名古屋 高島屋美術画廊) 2007年 存在への問いかけ − 第3回現代リアリズム絵画展(広島県安芸郡熊野町 筆の里工房ギャラリー) 2009年 文化庁新進芸術家海外研修制度によりロシア サンクトペテルブルクを訪問(1年間) 2010年 光の肖像展 in London(ロンドン大学ブルネイギャラリー) 2014年 存在の美学 − 第3回伊達市噴火湾文化研究所同人展(東京、大阪 高島屋美術画廊 札幌芸術の森美術館) 2014年 LIGHT − 森永昌司個展(東京、大阪、京都 高島屋美術画廊) 2016年 森永昌司展(広島県安芸高田市 八千代の丘美術館)
社会貢献
2005年〜2008年 キッズキャンパス(広島日野自動車株式会社協賛 寄附講座) 2006年より さえきアートキャンパス『こどもアートワークショップ』への協力(佐伯区民文化センター 広島市未来年創造財団 主催) 2016年 第4回新県美展(第68回広島県美術展)審査員 2019年 文部科学省大学設置審議委員
Comment
油彩画(乾性油を展色剤とする絵具によるタブロー)は、日本に於いては明治の近代化以降にヨーロッパより受容された技術体系として(それ故 に日本では日本画に対して洋画と呼ばれたりする訳ですが)日本に移入されました。私は、油彩画の技法体系の背後にある材料や道具に関わる使用上のセオリーとして油絵というものを理解したいと思っています。それらの歴史的な背景については複雑多岐 にわたる為に『体系・系譜』という言葉で説明するしかありませんが、現代の日本の油彩画のアカデミズムを模索しつつ、学生個々の創造性に期待して、各自の世界観を構築しうる教育研究をおこなって参りたいと思っています。
画家の創作が世界のどのあたりに位置しているのか? 今自分は何処にいて何をしようとしているのか? そして何処へ向かっ ているのか? 十分に自覚を持てる作家になれるよう、先人たちの努力を正しく理解して継承できるように、私たちも努力をしていかなくてはならないと思っています。