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准教授の石黒賢一郎の作品が ホキ美術館で展示されています
2020. 11. 21 [ 展覧会 ]
ホキ美術館では、当館を代表する作家15人による描きおろしの大作を3年に1度、「私の代表作」としてギャラリー8で発表しており、今回はその第4回目となります。今回、私の代表作として選ばれたのは次の15人の作家の作品です。野田弘志、羽田裕、青木敏郎、五味文彦、原雅幸、大畑稔浩、藤原秀一、小尾修、島村信之、石黒賢一郎、諏訪敦、山梨備広、塩谷亮、藤田貴也、三重野慶です。なかでも山梨備広、三重野慶の作品は初めて代表作に選ばれました。美術館の中で唯一黒い床壁天井の部屋で、ひとり6メートルの区切られた空間に展示される私の代表作。回を重ねるごとに出品作は大きくなっており、2メートル近くの大作が中心です。ぜひ、間近に最前線の写実作品をご覧ください。
「私の代表作」の始まりは、2007年までさかのぼります。創設者の保木将夫は、美術館設立にあたり、展示で何か核となるものを持ちたいと考え、作家を集め、3年をかけて「私の代表作」といえるような大作を好きなテーマで自由に描いていただくよう依頼しました。そうして2010年の開館のときに、描きあがった作品が特別な展示室、ギャラリー8に展示されました。ホキ美術館の所蔵作家は現在60名あまりいますが、ここに展示できる作家は、選ばれた作家です。そして作品は3年間展示されます。隣に展示される作品に負けないよう、それぞれの作家が創意工夫をこらし描きます。誰がどのような作品を描くかは、知らされていません。こうして「私の代表作」の展示は3回の展示替えを経て、第4回まで続いてきました。2010年11月3日のホキ美術館の設立以来、第2回が2013年、第3回が2017年、第4回が2020年で、それぞれ、14~15点の大作が美術館に納められます。 「ホキ美術館ベストコレクション展」では、描きおろしの大作15点をギャラリー8に、過去に納められた43点の「代表作」の中から主な作品や関連する作品を、ギャラリー1を中心に、館内に展示しております。まさしくホキ美術館のために描かれた「ベストコレクション」を紹介する展覧会となります。 |